
「新聞読んだよ。由香ちゃんはどうして、世の中の役に立ちたいと思うようになったの?」
「ヨガをやるようになって、ある日、自分と自分の周りのすべてがひとつだっていうことに気がついたの。言葉では説明できないんだけど、そういうことが私の全部でわかったの。そうしたら、私の幸せはみんなの幸せ、みんなの幸せは私の幸せでしょ。子供の時にお父さんから、人の役に立つことが幸せなんだよと言われてそう思っていた。大学で心理学を勉強していくうちに自分の幸せを考えないで人のためだけを考えるのは偽善だと思った。そして今、それはどちらか選択するんじゃなくて一つになったんだよね。」
「大学の先生が、今”自分”だと思っているのは自我で、もっと深い所に自己があってそれはみんな繋がってるって話してたけど、そういうことなんだね。」
「Mちゃんはどんなお医者さんになるの?」
「今は産業医か、末期の患者さんやお年寄りの医療を考えてるんだけど。由香ちゃんはどんな人にヨガを教えたいの?」
「すべての人にヨガはいいと思う。その中でも今、アーティストさん向けに教えたいと思っているの。歌を聞いて泣いたことある?私は音楽や踊りや絵に”愛”みたいなものを感じると涙が出るんだよ。そんなアーティストさんは世の中を芸術で癒せるでしょ。そのお手伝いをしたい。もう一つは子供たち。子供たちはみんな素晴らしい才能を持っている。それを楽しく発揮してもらいたい。彼らはこれからの世の中を作っていくんだよね。」
「そうか、そういう考え方もあるね。」
「興味を持ったことはどんどん勉強していろんな体験をしていくうちに、自然に自分のやりたい方向に進んでいくと思うよ。今度飲もうね!」
「うん、由香ちゃん元気でね。あっ、いつも元気そうだね(笑)」
子供のころ勉強やピアノを教えたMちゃんと一緒にお酒を飲むのは楽しみです


